翠の国(ヴィリジアン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/14 13:50 UTC 版)
「その向こうの向こう側」の記事における「翠の国(ヴィリジアン)」の解説
オーリオールに存在する国の一つ。二葉がオーリオールで最初に着いた国。過去に双児の王が兄弟同士で戦争を起こし国内が酷い有様になったことがあるため、双児の王子が生まれた場合、13歳になったらどちらかが死ぬまで戦って残った方が王になるという掟が作られた。 ヴィリッド・ヴィセット・ヴィリジアン(兄) 13歳。翠の国の双子の王子の兄の方。弟と同じ外見のため、二人を見た目だけで判別できる人物は稀。 狂気の王子と呼ばれる弟とは逆で、心優しい王子として人望を集めている。幽閉されていた弟のヴィリッドに対しても慈愛に満ちた態度を見せる。しかし実際は弟に対して歪んだ愛情を持っており、二葉たちと出会って変わってゆく弟を見て「一人だけこの国から自由になろうだなんて許さない」との想いを抱いていた。 アッシュ ヴィリッド(兄)の世話役。有翼人。常に冷静で落ち着いた性格。ヴィリッド達の監視役でもあり王宮側の存在だが、ヴィリッド兄弟の幸福を考えて助言する一面も。 フラール 翠の国の正妃でヴィリッド達の母親。ヴィリッド(弟)を幽閉し、牢から出した後も刺客を送り続けた張本人。不吉の象徴である双児の王子を産んでしまったことで肩身の狭い思いをしており、「ヴィリッド」がひとつになることを望んでいた。そのため、どちらがどちらのヴィリッドなのか判別できていなかったと思われる。ただし、気まぐれに母親らしい一面を見せることもあった。 ロゼット(声:豊口めぐみ) 二葉達が森の中で見つけた家の主人。優しくおっとりとした性格で、初対面の二葉達をもてなした。実は幽霊ですでに死んでいるが、今でも家に住み続けている。ローズノーズの飼い主だった。 ローズノーズ(声:折笠富美子) ロゼットの家で二葉達が寝ているときに襲ってきた猫又。本来はロゼットに飼われていた猫だが、ロゼットが死んだ後も生き続けた結果猫又になった。ロゼットの料理の手伝いもする。
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