羽幌神社とは? わかりやすく解説

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羽幌神社

読み方:ハボロジンジャ(haborojinja)

教団 神社本庁

所在 北海道苫前郡羽幌町

祭神御食津神

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

羽幌神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/24 08:36 UTC 版)

羽幌神社

所在地 北海道苫前郡羽幌町南大通6丁目1
位置 北緯44度21分45.4秒 東経141度41分50.4秒 / 北緯44.362611度 東経141.697333度 / 44.362611; 141.697333座標: 北緯44度21分45.4秒 東経141度41分50.4秒 / 北緯44.362611度 東経141.697333度 / 44.362611; 141.697333
主祭神 豊御食津神
社格 郷社
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羽幌神社(はぼろじんじゃ)は、北海道苫前郡羽幌町に所在する神社旧社格は郷社。

祭神は豊御食津神(とよみけつのかみ)

歴史

まだ羽幌村が設置される前の1886年(明治19年)ころ、当地では十数名の漁民が漁業を営んでおり、彼らによって漁場内に稲荷大明神を祀る小社が建てられた[1]。その後、漁場の発展とともに移住者が増加したものの、鎮護の神と呼べるような社祠がなかったので、この小社が氏神としての働きをしていた[1]

1889年 (明治22年)ころ、住民が協議して社殿を建立し、毎年祭事を行うようになる[1]

1900年 (明治33年)に南大通6丁目へと移転し、翌1901年 (明治34年)、無格社の羽幌神社として公称する[1]

1905年 (明治38年)4月、社殿を改築[1]

1910年 (明治43年)6月25日、村社に列格する[1]

1917年(大正6年)9月、社殿を再改築して、境内地を拡張する[1]

1923年(大正12年)5月30日、郷社に昇格する[1]

1947年(昭和22年)2月2日、宗教法人として神社本庁に所属する[1]

1965年(昭和40年)、本殿を新築し、拝殿を移築、さらに社務所を新築する[2]

忠魂碑
日清戦争日露戦争アジア・太平洋戦争における戦没者182名を祀る[3]
大正時代初期、在郷軍人会の有志によって望潮山の頂上に建立されたが、1925年(大正14年)に後の児童会館付近へと移設される[3]
1950年(昭和25年)、江野力(後述)によって羽幌神社の境内へと移された[3]
彰徳碑
大賀政次郎と、立崎熊次郎の功績をたたえて、1932年(昭和7年)9月に建立された[4]
大賀は島根県那賀郡西湊村の出身[4]。羽幌に移住して漁業に従事し、1905年 (明治38年)には北海道議会議員に当選する[4]。公務に邁進するも、事業半ばで斃れた[4]
立崎は青森県下北郡脇野沢村の出身[4]1886年(明治19年)に羽幌へと移住し、漁業のかたわら教育の振興に力を注いで、自宅を学校の校舎に充てるなど公共施設の整備に私財を投じた[4]。村議や漁業組合長などの公職を務め、1915年(大正4年)に没した[4]
蒔田余吉之胸像
1967年(昭和42年)9月に建立された[5]
蒔田は石川県の出身[5]1910年 (明治43年)に羽幌へと移住し、1931年(昭和6年)に羽幌産業組合を設立して、農業の発展に寄与した[5]
町議や農業委員を歴任したのち、1940年(昭和15年)から北海道議会議員として27年間にわたり働いた[5]
江野力翁之像
1971年(昭和46年)7月1日に建立された[5]
江野は1902年 (明治35年)、羽幌に生まれた[5]1930年(昭和5年)に町議、1936年(昭和11年)には道議会議員に当選する[5]
また1935年(昭和10年)に両島運輸株式会社を、1955年(昭和30年)には江野木材工業株式会社を創立している[5]。「原木皮はぎ機」を発明し、日本発明協会長賞を受賞したこともあった[5]
1970年(昭和45年)に没[5]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 羽幌町 1968, p. 719.
  2. ^ 羽幌町 1968, p. 720.
  3. ^ a b c 羽幌の文化 1983, p. 31.
  4. ^ a b c d e f g 羽幌の文化 1983, p. 28.
  5. ^ a b c d e f g h i j 羽幌の文化 1983, p. 29.

参考文献

  • 『羽幌町史』羽幌町、1968年7月10日。 
  • 『羽幌の文化:羽幌町の文化財と文化活動』羽幌町文化連盟、1983年3月31日。 

外部リンク



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