群馬県郷原出土土偶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 14:51 UTC 版)
縄文時代後期の作と思われる土偶。高さは約30.5cm。第二次世界大戦中の1941年、群馬県吾妻郡岩島村(現在の東吾妻町)大字郷原で行われた国鉄長野原線郷原駅(現在のJR吾妻線郷原駅)建設工事に際し、調査を行ったところ発見された(郷原遺跡)。土偶は河原石で囲まれた墓と思われる遺構の中から3つに割れた状態で発見され、左足先端部分は欠損している。戦後の1951年に公式発表され、一大センセーションを巻き起こした[要出典]。 女性像であるといわれ、妊娠線・産道が表現されている。ハート形の顔は考古学界のみならず美術界でも評価が高い。1965年に重要文化財に指定されている。個人蔵で、東京国立博物館に寄託されている。1981年に発行された90円普通切手のデザインにもなった。
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