美馬 中(みま あたる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:55 UTC 版)
「華麗なる一族」の記事における「美馬 中(みま あたる)」の解説
大蔵省主計局次長。鉄平や銀平にとっては義弟(妹の夫)、二子、三子にとっては義兄(姉の夫)にあたる。茨城の田舎寺の住職の息子として生まれる。東京大学卒業後、大蔵省に入省。銀行局の検査官時代に阪神銀行の検査に行った際に大介の目に留まり長女の一子の婿となる。永田と同郷という縁から永田とは密接に繋がっている。大蔵省を退職して代議士に打って出ることを考えており、その選挙費用を調達しようと何かと大介に対しては恩着せがましい態度をとる。銀行課長などを経て現在は大蔵省の本流である主計局の次長として予算編纂を行い、その傍らで大介へ極秘である都市銀行の経営実態内容の情報提供などを行い忙しい日々を送る。また、ルックスもあって女性にもてる上、大介の愛人である相子に言い寄るといった大胆な行動もとる。愛人の存在が発覚して、激怒した一子が実家に帰ったことがある。以後、一子との関係は冷えきっている。東洋銀行発足に奔走するが、東洋銀行の披露宴に出発する前に永田に呼ばれ、次期銀行局長への内定を受けるがその在任中に五菱銀行による東洋銀行の吸収合併を命じられ、次官→代議士を狙う美馬は次期総裁の呼び声高い永田の命を甘んじて受けることとなる。またそれは暗に大介を裏切ることを意味する。
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