羊の脚の物語とは? わかりやすく解説

羊の脚の物語(第787夜 - 第788夜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)

千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「羊の脚の物語(第787夜 - 第788夜)」の解説

昔、カイロにある女がいたが、その女1人の夫では満足できず、2人の夫を持っていた。1人泥棒ハラムで夜外に行き、昼家にいて、もう一人スリアキルで、昼外に行き、夜家にいた。このため2人の夫は互い存在知らずにいた。 ある日ハラムが旅に出ることになったので、女は弁当持たせて送り出した。ところが同じ日アキルも旅に出ることになり、女は弁当持たせて送り出したハラムアキルは、旅先旅館カーン)で出会い意気投合したが、持っている弁当の羊の脚が同じもので、合わせる切り口ピッタリ一致したので不審思い互いに住所聞くと同じ場所だったので、女に騙されていることが分かった。しかし、2人その女好きだったので、女に復讐するではなく、「より見事な腕前示した方がその女の夫となる。」ということにした。 スリアキルユダヤ人両替商持っていた500ディナール入りの袋をスリ取り、そこから10ディナール抜き出し自分指輪入れて封をし、気付かれないようにユダヤ人両替商ポケット戻した。そして大声で「ユダヤ人両替商に金を取られた」と騒ぎ立てた法官(カーディー)が来て双方に袋の中身聞くと、ユダヤ人両替商500ディナール答えアキル490ディナール指輪答えた法官が袋を見るとアキル正しかったので、袋はアキルの物になり、ユダヤ人は罰を受けた泥棒ハラムは、帝王宮殿忍び込み小姓のふりをして、横になっている帝王マッサージしながら、「ユダヤ人から金をすった男と、宮殿忍び込み帝王マッサージした男とでは、どちらがすごいか。」と聞いた帝王は「帝王宮殿忍び込んだ方がすごい」と言った。こうして女はハラムの妻となった

※この「羊の脚の物語(第787夜 - 第788夜)」の解説は、「千夜一夜物語のあらすじ」の解説の一部です。
「羊の脚の物語(第787夜 - 第788夜)」を含む「千夜一夜物語のあらすじ」の記事については、「千夜一夜物語のあらすじ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「羊の脚の物語」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「羊の脚の物語」の関連用語

羊の脚の物語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



羊の脚の物語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの千夜一夜物語のあらすじ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS