網走まで
作者志賀直哉
収載図書少年少女日本文学館 5 小僧の神様・一房の葡萄
出版社講談社
刊行年月1986.10
収載図書志賀直哉小説選 1
出版社岩波書店
刊行年月1987.3
収載図書清兵衛と瓢箪・小僧の神様
出版社集英社
刊行年月1992.2
シリーズ名集英社文庫
収載図書ちくま日本文学全集 043 志賀直哉
出版社筑摩書房
刊行年月1992.11
収載図書小僧の神様
出版社講談社
刊行年月1993.4
シリーズ名講談社 青い鳥文庫
網走まで...
網走まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/10 07:27 UTC 版)
網走まで | |
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作者 | 志賀直哉 |
国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 同人雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『白樺』1910年(明治43年) |
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「網走まで」(あばしりまで)は1910年(明治43年)に志賀直哉によって書かれた短編小説。武者小路実篤らと創刊した同人雑誌「白樺」に掲載された。簡潔な文体や、好悪の感情の率直な表現など、後年の作風の特色がよく表れている作品とされる[1]。
あらすじ
上野駅から青森行きの汽車に乗った自分は、男の子を連れて赤子を背負った若い上品な母親と同席する。自分はその母親の男の子の醜い容貌、粗暴な言葉に嫌悪感を抱き、不幸そうな母親に同情する。彼女は北海道の網走まで行くという。自分はこの女性の境遇や運命に思いを馳せつつ、宇都宮で下車する。
脚注
- ^ 『新訂国語図説』京都書房、2019年版、222頁 参照
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