網走からオホーツクへ改称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 19:32 UTC 版)
「オホーツク総合振興局」の記事における「網走からオホーツクへ改称」の解説
1897年(明治30年)に設置された14支庁を、9総合振興局・5振興局へ再編する北海道総合振興局及び振興局設置条例において、網走支局は唯一改称の提案がなされた。 管内で最大の人口を有する経済の中心地であり、国の出先機関に加えて北海道警察北見方面本部が置かれている北見市では、旧国名・北見国に由来する「北見支庁」への改称と網走市からの支庁移転を求める意見も多かったが、支庁移転に関しては予算面の問題より見送られ、網走市のイメージが強い「網走支庁」に代え、支庁管内の多くの自治体が接するオホーツク海から「オホーツク総合振興局」の名称が候補にあがる。 もともと「オホーツク」とは、ロシア語でОхо́тск、英語でOkhotskと書き、ロシア・ハバロフスク地方のオホータ川(ラムート語で「広い川」の意)の河口に位置する港湾都市・オホーツクに面する海をオホーツク海と呼んだことに由来する。 北海道庁が各自治体へ意見照会を行った際には「他の総合振興局の名称に自治体名が使用されているものはない」(北見市)、「地域イメージをアピールできるオホーツクの名称が適切」(置戸町)とする意見が相次ぎ、網走市もこれらの意見に対して特に異論を唱えなかったため、2010年に「網走支庁」から「オホーツク総合振興局」へ改称された。
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