網の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 06:35 UTC 版)
コガネグモの場合、常に円網の中心に陣取っているが、アオオニグモなどでは円網の枠糸の端に葉を丸めて巣を作り、その中に潜んでいる。これは網と巣が別個に作られる例である。 コガネグモの仲間は、網にジグザグやX状に糸でできた白い帯をつけることが多い。これをクモの姿を隠す働きがあるとして、隠れ帯というが、そのような効果があるかどうかは定かではない。そのため、白帯(はくたい)という呼び方もある。 一部のオニグモ類では、網のたいてい上側に、縦糸3本分の横糸のない空白を作るものがある。このような網は、横糸をはる時に往復運動だけで作られるもので、このような網をキレ網という。 コガネグモ科のクモは、たいてい円網を地面に垂直に張るが、アシナガグモ科のものは水平にはるものが多い。また、この類では網の中心のクモの止まる位置を食い破って穴を作るので、無こしき網と呼ばれる。
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