絶対的応報刑論
絶対的応報刑論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 05:24 UTC 版)
絶対的応報刑論とは、刑罰とは正義の名の下における応報そのものであって、犯罪が悪とすると刑罰は悪に対する悪反動であり、動と反動とは均衡していなければならず、悪反動であるから刑罰の内容は害悪でなければならないという考え方をいう。よって刑の目的とは、犯罪の予防などではなく、犯罪予防の見地とは無関係にそれが「応報であるということのみ」によって正当化される。いわば、正義の見地から刑罰によって犯罪を相殺しようとする考え方である。 カントやヘーゲルによって主張され、刑罰の目的に関する絶対主義と結びついた。
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