経済開発相、中央銀行総裁
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「エリヴィラ・ナビウリナ」の記事における「経済開発相、中央銀行総裁」の解説
2007年9月24日、ヴィクトル・ズプコフ内閣が成立すると、ゲルマン・グレフの後任として経済開発貿易大臣に任命された。グレフはサンクトペテルブルク出身の自由主義改革派に属し、法人税の税率引き下げや、土地の私有と売買の自由化など経済改革を推進した。このことが国家統制を強めるウラジーミル・プーチン大統領を頂点とするシロヴィキとの対立を生んだと観測された。2008年5月12日に経済開発貿易省が経済開発(経済発展)省に改組されると初代経済開発大臣に就任した。2012年5月22日、プーチン大統領が再登板すると、ロシア連邦大統領補佐官に任命された。2013年3月12日、ロシア連邦中央銀行総裁に指名された。2013年4月9日、ロシア連邦議会下院国家会議は、ナビウリナの総裁就任を承認、6月24日付けで正式に就任した。G8諸国では初の女性中央銀行総裁である。 ナビウリナは銀行、金融政策面での経験が浅く、前任のセルゲイ・イグナチェフに顧問就任を要請した。また同様に経済開発貿易相、経済開発相が長く金融政策の経験の少なさから、経済界やアナリストは、プーチン大統領が金融緩和圧力を強め、ロシア連邦中央銀行の独立性が損なわれるのではないかと指摘する声もある。
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