組合組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 01:08 UTC 版)
ゼルチン村では「ゼルチン土地組合」が1860年代に創設されており、共同使用される牧草地や森林の管理を行なっていた。そのため、牧草地を所有しないザドルガは組合を通じて放牧用の場所や薪、建築用資材を得るために森林の一部が共同で割り当てられる仕組みになっていた。さらに雄牛を組合所有の「村民館(セオスカ・クーチャ)」の「雄牛小屋(ビカラ)」で飼い、牧畜組合としての機能もあわせて持っていた。 また、ゼルチン村を含めた82の村が「灌漑共同組合(ゼルチン村の場合、ドルミ・ミホリャック水利協同組合という名称であった)」に所属しており、1938年の時点ではクロアチア農民党の代議士が組合長を勤めていた。ただし、この組合は過去にハンガリー貴族らが農民らを強制的に加入させたため、評判はよくなかった。
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