終了と修了の差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 09:54 UTC 版)
なお、「修了」と「終了」は同音であるものの異なる意味である(同音異義語)。「終了」は、その課程を修得せず、修了の認定を受けていない場合も含む言い方である(例えば、「教育ご終了」の語は、教育を受けるのを終えたという意味で、学校を卒業したという意味ではない)。 また、現代日本の教育制度を前提として、「義務教育を修了」といった表現が使われる事があるが、現在の義務教育制度は一定課程の修了をもって義務教育期間の終了とみなすという課程主義ではなく、一定年齢に達すれば終了とみなすという年齢主義であるため、修了の概念は存在しない。ただし、戦前の日本など、課程主義も併用していた制度においては、「義務教育を修了」と表現できる場合がある(詳しくは「義務教育」を参照)。 正規の学生の退学(中途・満期の別にかかわらず)のケースのほか、科目等履修生の期限を終えた場合に「終了」(機関によっては、「履修期間終了」など多様の表現をする)という語を利用する。
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