細胞診スクリーニング自動化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/14 01:48 UTC 版)
「液状化検体細胞診」の記事における「細胞診スクリーニング自動化」の解説
そもそも細胞診液状化検体の技術(LBC法)は、90年代に、米国における細胞診スクリーニングの機械化・自動化に関連して開発された。採取器具に付着した細胞をプレパラートに塗布転写する通常標本(conventional slide)では、細胞が強く重なり細胞像自動解析ができないことがある。LBC法は細胞を液体に採取して細胞をばらして単層の細胞診標本(thin-layer cytology slide)を作製する方法である。細胞の重なりがない場合には細胞像自動解析がより正確になる。 欧米ではLBC法による細胞診標本を用いた自動スクリーニングが行われている。日本においてもLBC法について診療報酬評価がなされたことから、LBC法での材料採取が広まり、細胞診スクリーニング自動化が導入しやすくなっていると考えられる。 米国FDA(Food and Drug Administration)の認可を得たシステムのうち、HOLOGIC社のThinPrepイメージングシステムとBD(Becton, Dickinson and Company)社のFocalPoint™ GS Imaging Systemがすでに日本で販売されている。
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