紡錘体チェックポイントの概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 08:02 UTC 版)
「紡錘体チェックポイント」の記事における「紡錘体チェックポイントの概要」の解説
紡錘体チェックポイント(SAC)は、不適切な接着がなされているキネトコアから発せられるシグナルであり、すべての真核生物の間で保存されている。SACはCdc20を負に制御することで細胞周期を停止し、それによって後期促進複合体(APC)のポリユビキチン化活性の活性化を防ぐ。SACシグナルを担うタンパク質は、MCC(mitotic checkpoint complex)と呼ばれる複合体を構成する。MCCには、SACタンパク質、Mad2/Mad3(BubR1(英語版))、Bub3(英語版)、そしてCdc20が含まれる。SACに関与する他のタンパク質には、Mad1(英語版)、Bub1(英語版)、Mps1(英語版)、オーロラBがある。高等真核生物では、さらにROD-ZW10複合体(英語版)の構成要素、p31comet(英語版)、MAPK、CDK1-サイクリンB、Nek2(英語版)、Plk1などの調節因子が存在する。
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