粒子の移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 08:26 UTC 版)
ある水底に砕屑物粒子が堆積していたとする。粒子がどのように運搬されるかは粒子の密度と流れの作用によって決まり、沈降する堆積物の粒径と性質から偽礫となる素因が解明できる。 水路等の水底における粒子を移動させる力は、流速と粒径の関係をダイアグラム化して説明されている(ユールストロームダイアグラム)。砂以下の粒子を移動開始させる侵食関係として、移動開始しやすい砂と、緩んだ状態のシルト、粘土に大差は無いが、締まった状態だと細粒になるほど、移動開始させる流速が必要になる。即ち、泥(粘土)状の堆積物が剥がれにくい状態で水底に残ることになる。この水底にへばりつくような堆積物は、強い流れがないと浮遊しなく、一旦浮遊すると周囲の堆積物と比べて異質なものとなる。
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