米野木駅とは? わかりやすく解説

米野木駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/29 13:28 UTC 版)

米野木駅
駅舎(2020年12月)
こめのき
KOMENOKI
TT06 日進 (1.8 km)
(2.3 km) 黒笹 TT04
所在地 愛知県日進市米野木町南山185-3
駅番号 TT  05 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 豊田線
キロ程 4.8km(赤池起点)
上小田井から25.2 km
駅構造 高架駅
ホーム 相対式 2面2線
乗降人員
-統計年度-
4,593人/日
-2020年-
開業年月日 1979年昭和54年)7月29日
備考 無人駅
駅集中管理システム導入駅)
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米野木駅(こめのきえき)は、愛知県日進市米野木町南山にある、名鉄豊田線鉄道駅。駅番号はTT05

歴史

駅構造

相対式2面2線ホーム高架駅駅集中管理システムが導入された無人駅(管理駅は豊田市)である。改札口は高架下に1箇所あり、付近には自動券売機(通勤manaca定期券(新規・継続)および通学manaca定期券(継続のみ)の購入も可能。ただし、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる[2]。)および自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)を1台ずつ備えている。なお、改札口とホームとは階段またはエレベーターで行き来できる。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 TT 豊田線 下り[3] 豊田市ゆき[4]
2 上り[3] 赤池伏見上小田井方面[4]

配線図

米野木駅 構内配線略図

赤池方面

豊田市方面
凡例
出典:[5]


利用状況

  • 『移動等円滑化取組報告書』によると、2020年度の1日平均乗降人員は4,593人である[6]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は5,584人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中72位、 豊田線(8駅)中5位であった[7]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,653人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中76位、 豊田線(8駅)中4位であった[8]

『愛知県統計年鑑』各号および日進市オープンデータポータルサイト等によると、乗車人員の推移は以下の通りである。

乗車人員・乗降人員の推移
年間乗車人員 一日平均
乗車人員
一日平均
乗降人員
備考
総数 定期
1979(昭和54)年度 381091 243870 1602 [9]
1980(昭和55)年度 802086 593310 2220 [10]
1981(昭和56)年度 896297 687120 2482 [11]
1982(昭和57)年度 750266 550860 2076 [12]
1983(昭和58)年度 873416 681180 2417 [13]
1984(昭和59)年度 923423 743340 2558 [14]
1985(昭和60)年度 918105 737850 2544 [15]
1986(昭和61)年度 903795 721230 2503 [16]
1987(昭和62)年度 936280 754950 2592 [17]
1988(昭和63)年度 817147 628740 2263 [18]
1989(平成元)年度 861108 648330 2384 [19]
1990(平成02)年度 836957 640590 2317 [20]
1991(平成03)年度 893338 675540 2472 [21]
1992(平成04)年度 912410 682590 2526 5653 [22][8]
1993(平成05)年度 1091943 823440 3023 [23]
1994(平成06)年度 1087313 813900 3010 [24]
1995(平成07)年度 1106317 834270 3060 [25]
1996(平成08)年度 1021269 761160 2827 [26]
1997(平成09)年度 988550 736560 2736 [27]
1998(平成10)年度 970315 727260 2686 [28]
1999(平成11)年度 874690 651390 2419 [29]
2000(平成12)年度 799060 581190 2211 [30]
2001(平成13)年度 760874 559770 2106 [31]
2002(平成14)年度 771626 572100 2136 [32]
2003(平成15)年度 782140 564480 2163 [33]
2004(平成16)年度 790596 561090 2188 [34]
2005(平成17)年度 870420 630510 2408 [35]
2006(平成18)年度 844663 587700 2337 [36]
2007(平成19)年度 817723 555270 2259 [37]
2008(平成20)年度 774307 505950 2140 [38]
2009(平成21)年度 781520 473370 2159 [39]
2010(平成22)年度 795977 481770 2199 [40]
2011(平成23)年度 828853 4566 [41]
2012(平成24)年度 922116 5090 [41]
2013(平成25)年度 1012683 5584 [41][7]
2014(平成26)年度 1042948 5765 [41]
2015(平成27)年度 1062762 5864 [41]
2016(平成28)年度 1017450 5622 [41]
2017(平成29)年度 1108211 6103 [41]
2018(平成30)年度 1154294 6359 [41]
2019(令和元)年度 1169258 6429 [41]
2020(令和02)年度 4593 [6]

駅周辺

周辺には名古屋商科大学中部大学第一高等学校愛知県立日進高等学校や、デンソー基礎研究所、SOKENをはじめとした研究施設や研修センター等が集積する米野木研究開発地区もあり、多くの学生や近隣官公署、企業の職員が利用する。県道岩作諸輪線を南下すると、すぐに東郷町に入る。

21世紀初頭までは、上記施設とわずかな民家の他には、田畑や竹林雑木林が広がっていたが、2005年愛知万博が開催された折、住宅地への転用を見越した大規模な駐車場用地の造成が行われ、万博会場へのシャトルバスの発着点となった。万博の閉幕後は予定どおり広大な駐車場跡地での宅地開発が進み、駅周辺の人口が急増した。

2007年平成19年)10月5日日進市道「南山の手線」の全線開通と県道岩作諸輪線の改良に伴い、米野木駅周辺の再開発が行われ、車両進入方法が変更された。バスターミナル・駅前広場への一般車両の出入口は、従来の県道から直接進入するルートが廃止され、新設された米野木駅北交差点から南山の手線を経由した新ルートを使用することになった。

現在、日進米野木駅前特定土地区画整理事業が駅に隣接した北部で施工され、住宅地としては2007年以降、レーヴ日進(トヨタ自動車独身寮)をはじめとした高層マンション群、商業地域にはスーパーマーケットのマックスバリュ米野木店が2011年9月16日開店。区画整理事業が完了する平成26年度には4178人(1266戸)の駅前住宅エリアが誕生する計画。

公共施設

医療機関

  • 愛知国際病院
  • あずま歯科医院
  • 米野木歯科
  • こめのきひがし整形外科
  • 米野木ファミリークリニック
  • さくら動物クリニック
  • さんとう耳鼻咽喉科
  • はなまるキッズクリニック

商業施設

郵便局・金融機関

その他

バス路線

隣の駅

名古屋鉄道
TT 豊田線
日進駅(TT06) - 米野木駅(TT05) - 黒笹駅(TT04)

脚注

  1. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、256頁。ISBN 978-4777013364 
  2. ^ 定期乗車券|乗車券・運賃の案内”. 名古屋鉄道. 2025年1月23日閲覧。
  3. ^ a b 路線別時刻表”. 名古屋鉄道. 2025年1月23日閲覧。
  4. ^ a b 米野木(TT05)(こめのき) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  5. ^ 電気車研究会『『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」』電気車研究会、2009年3月。 
  6. ^ a b 令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  7. ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年12月、160-162頁。 
  8. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  9. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』、愛知県、1981年、228頁
  10. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』、愛知県、1982年、240頁
  11. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和58年刊』、愛知県、1983年、224頁
  12. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和59年刊』、愛知県、1984年、224頁
  13. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和60年刊』、愛知県、1985年、242頁
  14. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和61年刊』、愛知県、1986年、236頁
  15. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』、愛知県、1987年、224頁
  16. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和63年刊』、愛知県、1988年、224頁
  17. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成元年刊』、愛知県、1989年、226頁
  18. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成2年刊』、愛知県、1990年、224頁
  19. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成3年刊』、愛知県、1991年、226頁
  20. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成4年刊』、愛知県、1992年、230頁
  21. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成5年刊』、愛知県、1993年、222頁
  22. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成6年度刊』、愛知県、1995年、222頁
  23. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成7年度刊』、愛知県、1996年、第10章 運輸・通信
  24. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成8年度刊』、愛知県、1997年、第10章 運輸・通信
  25. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』、愛知県、1998年、第10章 運輸・通信
  26. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成10年度刊』、愛知県、1999年、第10章 運輸・通信
  27. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成11年度刊』、愛知県、2000年、第10章 運輸・通信
  28. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成12年度刊』、愛知県、2001年、第10章 運輸・通信
  29. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成13年度刊』、愛知県、2002年、第10章 運輸・通信
  30. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成14年度刊』、愛知県、2003年、第10章 運輸・通信
  31. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成15年度刊』、愛知県、2004年、第10章 運輸・通信
  32. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成16年度刊』、愛知県、2005年、第10章 運輸・通信
  33. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成17年度刊』、愛知県、2006年、第10章 運輸・通信
  34. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成18年度刊』、愛知県、2007年、第10章 運輸・通信
  35. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成19年度刊』、愛知県、2008年、第10章 運輸・通信
  36. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成20年度刊』、愛知県、2009年、第10章 運輸・通信
  37. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成21年度刊』、愛知県、2010年、第10章 運輸・通信
  38. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成22年度刊』、愛知県、2011年、第10章 運輸・情報通信
  39. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成23年度刊』、愛知県、2012年、第10章 運輸・情報通信
  40. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成24年度刊』、愛知県、2013年、第10章 運輸・情報通信
  41. ^ a b c d e f g h i 日進市オープンデータポータルサイト 行政活動情報 交通・運輸”. 日進市. 2021年8月8日閲覧。
  42. ^ 平成28年11月21日(月)、「米野木支店」をオープンしました。|ニュース&トピックス|豊田信用金庫”. 豊田信用金庫. 2017年2月4日閲覧。
  43. ^ NECソリューションイノベータ株式会社 の人事ブログ:拠点紹介!!「東海」|リクナビ2016|学生のための就職情報サイト”. NECソリューションイノベータ. 2015年5月6日閲覧。
  44. ^ デンソー、日本自動車部品総合研究所を移転~研究・開発体制を強化~』(プレスリリース)デンソー、2015年4月15日http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2015/150415-01.html2015年5月6日閲覧 
  45. ^ 名古屋支社の移転について』(プレスリリース)アーク、2015年8月26日http://www.arrk.co.jp/uploads/20150826.pdf2016年5月4日閲覧 
  46. ^ 名鉄バス 豊田地区路線図”. 名鉄バス株式会社. 2020年1月12日閲覧。

関連項目

外部リンク





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