米国は内乱の傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 02:14 UTC 版)
2009年1月末の段階では全米50州のうち46州が大幅な財政赤字状態に陥り、2009年度中に財政破綻を宣言するかもしれない事態になっている。各州政府の財政難は、金融界の危機と同根である。 州や郡などの地方財政の破綻拡大は、全米の人々、特に貧困層の生活を悪化させる。生活が行き詰まるほど、人々は「なぜこんなに苦しまねばならないのか。政府や金融界のせいだ」と思い、州政府や連邦政府、金融界などに怒りを向ける。郡が州に楯突き、州が連邦に反旗をひるがえし、内乱の傾向が増す。2008年10月、米軍(国防総省)が南北戦争以来150年ぶりに、内乱など自国内の有事に即応できる部隊を新設し、その意図を不可解だと思う向きが強かったが、その後、米国で内乱が起こりうる情勢は、潜在的に強まっている。
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