箱型祭壇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/10 00:37 UTC 版)
「聖アンネン教会 (ダーレム)」の記事における「箱型祭壇」の解説
多彩な色彩と金箔を施した聖人像を持った聖箱が、ルネサンス様式の祭壇に組み込まれて1679年になって設置された。この箱型祭壇は主祭壇の北側側面に置かれている。第2次世界大戦時、多彩な色彩を持った本来の聖箱は失われてしまった。聖箱に関して、現状において折り畳みの出来る複製品にする大きな意味は無くなっている。3人使徒像と1人の女性聖人像が、1980年代初頭に盗難にあった。祭壇復元のための寄付によって、盗難によって失われた聖人像は再び補充されている。 中央部分に聖母マリアと幼子イエスを抱えた聖アンナ像が置かれている。アンナはマリアの母である。聖アンナ像は一方の腕に聖母マリアを抱き、もう一方の腕に地球儀を持つ幼子イエスを抱えている。祭壇にいる4人の女性殉教者たちが聖バルバラ、アレクサンドリアのカタリナ、カエサリアのドロテア、アンティオキアのマルガリタであることはほぼ間違いないため、使徒ペトロとパウロも祭壇に入っていることも確実であると考えられる。
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