第704放射線化学生物防護連隊 (ウクライナ支援軍)とは？わかりやすく解説

第704放射線・化学・生物防護連隊; 704-й полк радіаційного, хімічного, біологічного захисту
創設	1992年
所属政体	ウクライナ
所属組織	ウクライナ支援軍（ウクライナ語版）
編制単位	連隊
兵科	CBRN防護兵
兵種/任務	CBRN防護
所在地	リヴィウ州・サンビル
通称号/略称	A0807
愛称	704 ОП РХБЗ
上級単位	支援軍司令部
戦歴	ロシア・ウクライナ紛争
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第704放射線・化学・生物防護連隊（だい704ほうしゃせん・かがく・せいぶつぼうごれんたい、ウクライナ語: 704-й полк радіаційного, хімічного, біологічного захисту）は、ウクライナ支援軍（ウクライナ語版）の放射線・化学・生物防護部隊である。リヴィウ州のサンビルに駐屯している。

歴史

ソビエト連邦の崩壊に伴うウクライナ独立後の1992年1月20日、ソビエト連邦軍沿カルパチア軍管区隷下の第22化学防護旅団を基幹に創設された^[1]。

2007年7月、リヴィウ鉄道のオジディウ-クラスネ線で発生した事故（黄リン輸送タンク15両の脱線事故）の後処理任務に従事した。

2013年、ウクライナ軍の再編に伴い、部隊の解散が始まった。軍事資産（車両、ガレージ、格納庫）は売却され、隊員は解雇または他部隊へ転属した。2013年12月には、BTR-80装甲兵員輸送車を基盤とした化学偵察車両CRM-4の最後の20両がクリミアに送られた。この部隊には当初約50両のCRM-4があった^[2]。

ロシア・ウクライナ戦争

2014年に始まったロシア・ウクライナ戦争では、連隊の隊員が自動小銃や工兵シャベルを手に、ウクライナの領土保全を守る任務に従事した^[2]。

2015年6月には、第704放射線・化学・生物防護連隊の創設60周年が祝われた^[3]。

2017年時点では、連隊は「戦闘部隊」とは見なされておらず、主に第二・第三防衛線での作戦に参加している^[2]。

編制

連隊の編制は以下のとおりとなる^[4]。

連隊本部
火炎放射器大隊

損失

対テロ作戦地域での戦闘における連隊の損失：

2014年7月11日、ゼレノピリャ近郊での砲撃により、兵士ヴォヴク・ヴァシル・ヤロスラヴォヴィチが死亡。
2019年1月1日、軍曹ヴォイトヴィチ・オレフ・ステパノヴィチが死亡。

脚注

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出典

^ Блонар, Микола (2022年1月20日). “Самбірські військові відзначили 30-ту річницю з дня створення частини” (ウクライナ語). АрміяInform. 2023年12月2日閲覧。
^ ^a ^b ^c politcom (2017年11月6日). “ХІМПОЛК. ОСТАННІЙ ІЗ МОГІКАН” (ロシア語). Политком. 2022年4月8日閲覧。
^ (ウクライナ語) 60-та річниця створення 704 полку радіаційного, хімічного біологічного захисту 2022年4月8日閲覧。
^ “704th CBRN Regiment” (英語). Military Land (2025年4月20日). 2025年5月3日閲覧。

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