第6高射特科大隊とは? わかりやすく解説

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第6高射特科大隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 09:56 UTC 版)

第6高射特科大隊
訓練検閲における81式短距離地対空誘導弾
創設 1990年(平成2年)3月26日
所属政体 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 大隊
兵科 高射特科
所在地 福島県 郡山市
編成地 郡山
上級単位 第6師団
担当地域 南東北
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第6高射特科大隊(だいろくこうしゃとっかだいたい、JGSDF 6th Antiaircraft Artillery Battalion)は、福島県郡山市郡山駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第6師団隷下の高射特科部隊である。

概要

空からの脅威に対して監視および射撃を実施する第6師団唯一の対空作戦の骨幹となる部隊であり、隊長は2等陸佐が充てられ郡山駐屯地司令を兼任[1]する。

1990年(平成2年)3月に第6師団の改編により第6特科連隊から独立し師団直轄となる。対空戦闘指揮統制システムADCCS)Ⅱ型、11式短距離地対空誘導弾(短SAM)、93式近距離地対空誘導弾(近SAM)、低空レーダ装置 JTPS-P18(P18)、対空レーダ装置 JTPS-P14(P14)等を装備する。

沿革

第6特科連隊第5大隊

  • 1955年(昭和30年)
    • 1月28日:第6特科連隊第5大隊が宇都宮駐屯地において編成。
    • 8月16日:第6特科連隊第5大隊が宇都宮駐屯地から郡山駐屯地に移駐。

第6特科連隊第6大隊

第6高射特科大隊

  • 2019年(平成31年)3月26日:ADCCSⅡ型導入に伴う改編。
  1. 本部管理中隊を対空情報機能の移管により縮小改編。
  2. 第1高射中隊の一部を第22即応機動連隊の本部管理中隊に高射小隊として編入。
  3. 近SAM装備中隊である第1高射中隊を対空戦闘指揮、対空情報および対空戦闘の3つの機能を有する指揮情報中隊に改編。
  4. 第2高射中隊を高射中隊に改編。
  • 2020年(令和02年)3月26日:第6特科連隊廃止に伴い、郡山駐屯地司令職務担任部隊に指定。
  • 2022年(令和04年)6月:新規導入の11式短距離地対空誘導弾の安全祈願を行う[2]

部隊編成

整備支援部隊

  • 第6後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援隊「6後支-2整-高」(郡山駐屯地):2006年(平成18年)3月27日から

第6高射特科大隊の整備体制は、新編時より各中隊の整備班、本部管理中隊の整備小隊が部隊整備を、またそれ以上の高段階整備を第6武器隊が実施していたが、2006年(平成18年)3月の第6師団の後方支援体制変換に伴い、第6後方支援連隊が改編され第6高射特科大隊関連の整備部門を第2整備大隊高射直接支援隊へ移管した。

廃止(改編)部隊

  • 第1高射中隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。第1高射中隊の一部を第22即応機動連隊高射小隊に異動するとともに、指揮情報中隊に改編。
  • 第2高射中隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。高射中隊に改編。

主要装備

警備隊区

  • 福島県いわき市、小野町、田村市、三春町、郡山市 [3]

脚注

関連項目

外部リンク




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