第5曲 アリア『大いなる力もて』(Durch mächtige Kraft)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:18 UTC 版)
「神はいにしえよりわが王なり」の記事における「第5曲 アリア『大いなる力もて』(Durch mächtige Kraft)」の解説
アルト・トランペット・ティンパニ・通奏低音、ハ長調、3/8→4/4→3/8拍子 終曲合唱とともに、数少ない出典不明の自由詩曲。戦乱の時にも町を守護する神の権能を表す。冒頭の「大いなる力もて」(Durch mächtige Kraft)の句はヴィヴァーチェで歌われ、末尾でも2度反復される。通奏低音の2音符を受けてアルトがこの句を宣言すると、ファンファーレが咆哮して神の力を顕現する。このファンファーレは、現世の苦悩を語るためにアンダンテに転じた中間部でも同じメロディパターンで反復される。「新バッハ全集」以前には、アンダンテに落とさずにヴィヴァーチェのまま突っ切る演奏や録音が一部見られた。
※この「第5曲 アリア『大いなる力もて』(Durch mächtige Kraft)」の解説は、「神はいにしえよりわが王なり」の解説の一部です。
「第5曲 アリア『大いなる力もて』(Durch mächtige Kraft)」を含む「神はいにしえよりわが王なり」の記事については、「神はいにしえよりわが王なり」の概要を参照ください。
- 第5曲 アリア『大いなる力もて』のページへのリンク