第3ルイジアナ・レダンのクレーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 18:29 UTC 版)
「ビックスバーグの包囲戦」の記事における「第3ルイジアナ・レダンのクレーター」の解説
包囲戦の後半、北軍は第3ルイジアナ・レダンの下にトンネルを掘り、2,200ポンド (1,000 kg)の火薬を填めた。6月25日に南軍の前線を吹き飛ばし、その後で第17軍団のローガン師団からの部隊による歩兵攻撃が行われた。ジャスパー・A・モルトビー大佐の第45イリノイ連隊(「坑道先導連隊」と呼ばれた)が、直径40フィート (12 m)、深さ12フィート (3.6 m)のクレーターに容易に突撃したが、回復してきた南軍歩兵に止められた。南軍兵も破滅的な効果をもたらす短い導火線付き砲弾を穴に転げ落とすなどしたため、北軍兵は動けなくなった。北軍の工兵が歩兵を解放するためにクレーターの中に砲郭を据え、間もなく兵士達は新しい防御線の中に戻った。この日の爆発で残されたクレーターから、北軍の坑夫達は新しい坑道を南に掘った。7月1日、坑道は爆破されたが歩兵の攻撃は無かった。工兵達は7月2日と3日も、将来起こりうる攻撃のためにクレーターを4列縦隊で通れるように拡げた。しかし、その翌日の出来事でそれ以上の攻撃の必要性は無くなった。
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