第19回日本経済賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 14:59 UTC 版)
マキノホープの競走馬生活でもっとも有名なのが、最後の勝利となった日本経済賞である。 この年の日本経済賞は、長距離戦で結果を出している1番人気のコンチネンタル、前走のオープン戦をレコード勝ちした快速馬・ハクエイホウ、中距離で数多くの結果を出した豪腕郷原の相棒・クリシバなどの有力馬が参戦。マキノホープも、このレースの2番人気として参戦となった。 レースは、クリシバが先導をする形となった。持ち前のスピードが復活を果たしたハクエイホウが追走したため、レースは予想外のハイペースとなった。レースが動いたのは第3コーナー、クリシバの直後を追走していたハクエイホウとマキノホープが、逃げていたクリシバに襲い掛かる。その刹那、ハクエイホウが突然前のめりに倒れ込んだ。運が悪いことに、イン突きを狙っていたスイノオーザがこのアクシデントをまともに受け、鞍上・丸目敏栄は頭から叩き落とされてしまう。結局、このアクシデントによる不利をそれほど受けなかったマキノホープは、レコードタイムでこのレースを制することとなった。 なお、このレースで発生したアクシデントの当事者であるハクエイホウと丸目騎手であるが、前者はレース終了数日後に死亡、後者も調教師として復活を目指す矢先に急死している。
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