第四段階…つぼ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:20 UTC 版)
人々が経済的に豊かになると、出生率はさらに低下していく。1970年代に入ると、日本、ドイツ、オーストリア、イタリアなど多くの先進国において、合計特殊出生率が人口維持に必要とされる2.1を大きく下回るようになった。その結果人口ピラミッドは上図dのような、底辺がすぼんだつぼ型になる。この形になると人口はほぼゼロ成長となり、やがては減少へと転じる。 この形は1990年代以降、日本、韓国、シンガポール、一部のヨーロッパ諸国など、先進国で多く見られるようになる。これらの国々は合計特殊出生率が1~1.5程度と低く、少子化が起こっている。 しかし21世紀に入ると、先進国のみならず中国やタイといった発展途上国・新興国においても出生率の急速な低下が起こっており、つぼ型の人口ピラミッドは先進国特有のものではなくなっている。
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