第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:57 UTC 版)
「ビブリア古書堂の事件手帖」の記事における「第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』」の解説
坂口しのぶと正月4日の横須賀線で出会った大輔は、しのぶが子供の頃読んだ本を探して欲しいと頼まれる。ところが、本の題名も著者も出版社もわからないという。辛うじて聞き出せたのは「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなので、たぶん西洋が舞台で」と本の内容もうろ覚えである。しのぶの実家を探すこと奨める大輔に、しのぶは五浦たちの同行を望む。翌日に栞子に相談しても分からずに頭を悩ませていると、夫の坂口昌司がビブリアを訪ねてきて、しのぶの目的は本を探すことではなく両親に会いに行くことであり、しのぶと両親の関係がうまくいっていないことと、自分がしのぶの実家に出入りを禁じられていることを話す。大輔たちがしのぶの実家の川端家に行くと、古いが手入れされている様子がうかがえる「なかよしの家」と書かれた犬小屋が残っていた。昔、小屋で飼っていた犬はトービクという名前で、それは本に出てくる犬の名前だった。家に入ると、しのぶの部屋は使っていた頃のままになっていたものの目指す本はなかった。しのぶはこの家になくても、まだ探す時間があるからと話す。しのぶの母親の川端ミズエは二言目には娘をこきおろし、本を探しに来たことまでくだらないことだと言い募り、それに対し栞子は腹を立てて反論する。さらに気付いたことを指摘しながら質問するが、揃って川端家から出されてしまう。
※この「第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』」の解説は、「ビブリア古書堂の事件手帖」の解説の一部です。
「第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』」を含む「ビブリア古書堂の事件手帖」の記事については、「ビブリア古書堂の事件手帖」の概要を参照ください。
- 第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』のページへのリンク