第二次世界大戦以後の日本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 07:34 UTC 版)
第二次世界大戦以後の日本の政治における黒幕は、主に「総理大臣を裏で操る人物」のことを指す。特に、かつてA級戦犯容疑者であった児玉誉士夫や笹川良一が、豊富な資金力と人脈で暗躍したことから、「黒幕」として恐れられていた。A級戦犯容疑者のうち、岸信介は総理大臣になったが、退任後もキングメーカーとして、日本の政治に影響力を持っていた。ほか、三浦義一はGHQと三井グループを初めとする財界と自民党官僚派の橋渡しをやり、戦後の黒幕としての影響力は児玉と並ぶものであった。三浦と児玉の時代の後には西山広喜が大きな力を持った。 戦前の日本で強大な権力を握っていた官僚は、GHQの占領政策によって、官僚機構の中枢だった内務省が解体・廃止されたが、大蔵省などは、ほぼ戦前と同じ形で生き残り、行政指導を武器に強い影響力を行使した。
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