第百十二号型駆潜特務艇
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/25 00:05 UTC 版)
| 第百十二号型駆潜特務艇 | |
|---|---|
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| 艦級概観 | |
| 艦種 | 駆潜特務艇 | 
| 艦名 | 番号名 | 
| 前級 | |
| 次級 | |
| 要目(整備完成時) | |
| 排水量 | 基準:約180トン | 
| 全長 | 45.00m | 
| 全幅 | 水線幅:6.00m | 
| 吃水 | 1.50m | 
| 機関 | 水管缶1基 レシプロ機関2基、2軸、700馬力 | 
| 速力 | 13.5ノット | 
| 航続距離 | |
| 燃料 | 重油 | 
| 乗員 | |
| 兵装 | 短5cm単装砲1門 (もしくは25mm単装機銃1挺) 25mm連装機銃1基 同単装機銃1挺 13mm単装機銃1艇 爆雷8個 | 
第百十二号型駆潜特務艇(だいひゃくじゅうにごうがたくせんとくむてい)は、日本海軍の駆潜特務艇。旧オランダ海軍沿岸用掃海艇。
概要
太平洋戦争開戦時、オランダ海軍が使用していた沿岸用掃海艇のうち最も古い型で1929年(昭和4年)から翌年にかけて進水、エンジンはレシプロ機関だった。
日本軍がジャワ島侵攻の際、AからD(nl:Hr. Ms. D)の4隻とも沈没(または自沈)していたが、そのうちDを除いた3隻が整備の上、日本海軍艦艇籍に編入された。整備完成後は各根拠地隊に配備され、3隻とも戦没した。
同型艇
- 第112号:旧オランダ沿岸用掃海艇B(nl:Hr. Ms. B)。1930年(昭和5年)8月4日竣工。1942年(昭和17年)3月1日スラバヤで被爆沈没したのを捕獲、同年12月20日に整備完成、艦籍に編入。1945年(昭和20年)6月4日爆撃を受け沈没(ジャワ海)。
- 第113号:旧オランダ沿岸用掃海艇A(nl:Hr. Ms. A)。1930年8月4日竣工。1942年3月1日スラバヤで被爆沈没したのを捕獲、翌1943年(昭和18年)1月17日に整備完成、艦籍に編入。1945年6月23日アメリカ海軍潜水艦「ハードヘッド」の雷撃を受け沈没(ジャワ海)。
- 第116号:旧オランダ沿岸用掃海艇C(nl:Hr. Ms. C)。1930年8月4日竣工。1942年3月6日スラバヤで自沈後捕獲、翌1943年4月8日に整備完成、艦籍に編入。1944年(昭和19年)11月13日アメリカ海軍の空母艦載機の攻撃を受け沈没(ルソン島キャビテ西方)。
参考文献
- 「世界の艦船 増刊第45集 日本海軍護衛艦艇史」海人社、1996年2月号増刊、第507集
関連項目
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