窒素酸化物
燃焼時の高温により空気中の酸素と窒素が化合してできるもので、一酸化窒素、二酸化窒素のほか種々の窒素酸化物を生じるが、これらを総称して窒素酸化物という。一酸化窒素は無色無臭のガスであり、大気中で徐々に酸化して二酸化窒素に変わる。二酸化窒素は刺激臭を伴う茶褐色のガスであり、粘膜を刺激する有害物質である。窒素酸化物は炭化水素と共存するとき、強い日光が当たると光化学スモッグを生じる。日本では、排出ガス規制の導入により大気中の窒素酸化物は減少傾向にあるが、二酸化窒素の環境基準の達成度が不十分であり、とくにディーゼル車についてはさらなる排出量削減が要求されている。
参照 酸性雨、排出ガス規制窒素酸化物と同じ種類の言葉
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