突然の復帰、そして死
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「デヴィッド・ボウイ」の記事における「突然の復帰、そして死」の解説
2013年1月8日、ボウイの66歳となる誕生日に突如、新曲「ホエア・アー・ウィー・ナウ?」と10年ぶりとなる新作『ザ・ネクスト・デイ』を3月に発売すると発表。先行シングルの「ホエア・アー・ウィー・ナウ?(英語版)」は全世界119か国のiTunes Storeにて一斉配信開始され、リリースから24時間で27か国のiTunesチャート1位になった。 ボウイ重病説を信じたエコー&ザ・バニーメンのフロントマン、イアン・マッカロクは、彼は亡くなるものだと思い込み、トリビュート・ソングを作っていたため、突然のカムバックに驚かされたらしい。 2015年、自身が1976年に主演した映画『地球に落ちて来た男』が舞台化され、自身もプロデュースを担当することが発表される。舞台化作品のために、新曲の書きおろしと、過去の楽曲がアレンジされて提供される。 2016年1月10日、18か月の闘病の末、肝癌により死去したことが公式Facebookにて公表された。2日前の69歳の誕生日にアルバム『ブラックスター(★)』をリリースしたばかりであった。その収録曲「ラザルス(英語版)」は、自らの死期を悟っていたボウイがプロデューサーのトニー・ヴィスコンティと共に、ファンへの最後のメッセージを盛り込んだ内容となっている。トニー・ヴィスコンティは《モジョ》誌のインタビューで「彼は最後まで楽天的だった。ずいぶん弱ってきてるけど、新しい治療法を試してみるつもりだとか、新しい曲を書いてて、さらに次のアルバムのレコーディングをどうしようとか、話してた。私たちも皆そうだけど、彼もまた、もっと時間があると思ってたんだろうな」と語っている。 アルバムは、自身初の全米チャート(Billboard 200)1位を獲得した。 2017年、遺作となった作品『ブラックスター(★)』が、グラミー賞で最多の5部門を獲得した。
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