空輸体制の整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 05:52 UTC 版)
空輸が開始されると、それに伴う支援体制の整備も進められた。輸送機自体の数もさることながら、それを飛ばす乗務員を訓練することも重要であった。アメリカ合衆国本土のモンタナ州グレートフォールズ空軍基地に、ベルリン回廊を想定した飛行訓練コースが開設され、ここで乗務員の訓練が開始された。乗務員は疲労の蓄積を避けるため45日で次の乗務員と交代するローテーション配備の体制が敷かれた。 また、アメリカ合衆国本土と西ドイツの航空基地を結ぶ航空路線が開設され、交代の乗務員の派遣や連絡任務に用いられた。輸送機のエンジンの整備と交換、燃料の手配、ベルリンへ輸送する物資の手配と貨物の保管・積み込み・積み降ろしなどのさまざまな業務について急速に支援体制が構築され、徐々にベルリンへの空輸量は増加していった。
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