空気力学的特性の改善
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 14:30 UTC 版)
あまり、筐体という語が用いられることは多くないが、自動車や飛行機のボディや、オートバイのカウリングなども、中にエンジンや電装機器を入れた入れ物という意味で、筐体の範疇に入るものである。これらの場合、上記のような観点のほかに、空気力学的特性の改善ということも重要な役割の一つとして浮上する。 もともと、これらの機械はエンジンや操舵装置などの構造を剥き出しにしていた。現在でも一部のオートバイなどはそうである。しかし、それらの速度が増すにつれて、安全性や外観の問題とともに、それらの部品が剥き出しのままでは空気抵抗が大きくなり、さまざまな支障が生じるようになってきた。これを改善する手段としてその筐体を、初期には単純な流線型、紡錘形にしていた。また、さらに時代が下っては、たとえば自動車においてダウンフォースを発生させるなど、さまざまな空気力学上の機能を持つように、その形状を工夫することが広く行われるようになった。
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