穏健派タリバンとは? わかりやすく解説

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穏健派タリバン(タリバーン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:11 UTC 版)

ターリバーン」の記事における「穏健派タリバン(タリバーン)」の解説

タリバーンには、主にアブドゥル=ワキール・アフマド・ムタワッキル元外相やアブドゥルサマド・ハクサル元内務次官らで構成されるいわゆる「穏健派タリバン」と呼ばれる勢力存在する。彼らは武装闘争放棄し政治的な方法、すなわち選挙への参加通じた議会進出によってターリバーン掲げた理想実現図ろう考えている。ハクサルやムタワッキル中心となって潜伏している元メンバー武装闘争続け仲間投降促すなどして、議会選挙参加呼びかけた。アフガニスタン政府も同じパシュトゥーン人であるカルザイ大統領がこの動き歓迎して後押ししたが、かつてターリバーン戦った北部同盟勢力などが「ターリバーン復権につながる」と猛反発した。また、ターリバーン側でも穏健派裏切り者だとして暗殺ほのめかした2005年議会選挙では、ムタワッキルやハクサルらは落選したものの、元ターリバーン中でもムラー・アブドゥル・サラム・ロケッティ元司令官やムハンマド・イスラーム・ムハンマディ元バーミヤン州知事のように下院議員当選した人物もいる。モハマディ議員2007年1月に、ハクサル元次官2006年1月暗殺された。このようにターリバーンと袂を分かち当時ハーミド・カルザイ政権協力することは容易ではない状況にあった

※この「穏健派タリバン(タリバーン)」の解説は、「ターリバーン」の解説の一部です。
「穏健派タリバン(タリバーン)」を含む「ターリバーン」の記事については、「ターリバーン」の概要を参照ください。

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