種の保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/01 03:55 UTC 版)
ミズハタネズミは近年急速に個体数が減っており、絶滅の危機にさらされている。イギリスでは1960年代には800万いると見積もられていたが、1990年に230万、そして1998年には354,000に減少したとされる。これは90-95%が失われていることを示している。2004 年の調査ではさらに22万と急激に減少している。この減少は天敵であるアメリカミンクによる捕食、生息地であるヨシ原などの湿地帯の開発が原因であるといわれている。現在、バーミンガムやロンドン近郊の台地において保護地区が設定されており、野生種の保護プロジェクトが進んでいる。その成果として、最近まで生息が認められていなかった自然保護区であるリンドウ・コモン(Lindow Common)に戻りつつある。またアメリカミンクの天敵であるユーラシアカワウソが生息している地域でも個体数が増加している。
※この「種の保護」の解説は、「ミズハタネズミ」の解説の一部です。
「種の保護」を含む「ミズハタネズミ」の記事については、「ミズハタネズミ」の概要を参照ください。
- 種の保護のページへのリンク