秩父神社御田植祭とは? わかりやすく解説

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秩父神社御田植祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 07:11 UTC 版)

秩父神社御田植祭(ちちぶじんじゃおたうえさい)は、埼玉県秩父市番場町の秩父神社で催される御田植祭である。

概要

万治2年(1659年)頃より始められたという記録もみられ[1]、現在も古式ゆかしく執り行われる。境内を神田に見たて、田植歌を歌いながら田植えの所作を演じ豊作を祈願するものである。

現在は4月4日午後1時に御田植祭が始まる。本殿にて祭典が行われた後、太鼓の音とともに御神幸行列は秩父市中町に鎮座する今宮神社へと向かい、今宮神社にて水乞いの神事が行われる。そして水幣を奉持して再び秩父神社に戻り、鳥居下に置かれたワラで作った竜神にこの水幣を差し立て神田にを満たす。拝殿で配膳の儀が行われ、その後境内で白装束神部が「苗代づくり」から「本田づくり」まで稲作の作業過程を演じ、田植歌をうたいながら田植えの所作が演じられる。が入った供物が参列者に配られ神事の終了となる。

2009年平成21年)3月17日、埼玉県の無形民俗文化財に指定された[2]

脚注

参考文献

  • 浅見清一郎「秩父神社の田植祭」『秩父民俗』第3号、秩父民俗研究会、1969年、2-10頁。 全国書誌番号:00014805
  • 秋沢英雄「秩父神社のお田植祭」『奥武蔵』第170号、奥武蔵研究会、1976年、14-15頁。 全国書誌番号:00002849

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