秋山佐和子とは? わかりやすく解説

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秋山佐和子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 01:33 UTC 版)

秋山 佐和子(あきやま さわこ、1947年6月15日 - )は、日本歌人、近代日本文学研究者。現代歌人協会理事。日本歌人クラブ中央幹事。

経歴

山梨県東山梨郡後屋敷村(現山梨市)生まれ。旧姓、堀内。山梨英和中学校・高等学校國學院大學文学部卒。岡野弘彦に師事し、1974年「人」短歌会入会。1985年、「応答に抑揚ひくき日本語よ - 宮柊二の歌とともに」で第3回現代短歌評論賞次席。日本語教師として働くかたわら、1990年の第5回「現代短歌を評論する会」にて「フェミニズムを体現した歌人たち」のテーマで研究発表。以後、三ヶ島葭子などの女性歌人を中心に「青鞜」の女性運動について研究を行うようになる。

1993年、「人」解散に伴い藤井常世主宰の「笛」に参加。2002年、「玉ゆらの会」を結成、主宰となる。2003年、『歌ひつくさばゆるされむかも 歌人三ヶ島葭子の生涯』で第1回日本歌人クラブ評論賞を受賞。2012年、「青鞜」に関わった歌人原阿佐緒三ヶ島葭子の研究で第8回平塚らいてう賞を受賞。

著書

  • 空に響る樹々 歌集 砂子屋書房, 1986.4
同 現代短歌社〈第1歌集文庫〉, 2013.5
  • 晩夏の記 歌集 砂子屋書房, 1993.4
  • 母音憧憬 砂子屋書房, 1996.1
  • 羊皮紙の花 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2000.5
  • 歌ひつくさばゆるされむかも 歌人三ヶ島葭子の生涯 TBSブリタニカ, 2002.8.
  • 秋山佐和子歌集(現代短歌文庫) 砂子屋書房 2004.2 
  • 現代語訳樋口一葉 山梨日日新聞社, 2005.7 山日ライブラリー
  • 彩雲 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2005.6
  • 半夏生 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2008.9
  • 茂吉のミュンヘン 秋山佐和子歌集 角川書店 2008.8 21世紀歌人シリーズ
  • 原阿佐緒 うつし世に女と生れて ミネルヴァ書房ミネルヴァ日本評伝選 2012.4
  • 星辰 秋山佐和子歌集 砂子屋書房, 2013.6
  • 少女おもひで草 -「少女号」の歌と物語- (三ヶ島葭子/秋山佐和子) 角川学芸出版, 2014.4
  • 長夜の眠り 釈迢空の一首鑑賞 角川書店.2017.4
  • 豊旗雲 砂子屋書房, 2020.5

参考

  • 『文藝年鑑2011』(新潮社、2011年)
  • 歌集『空に響る木々』略年譜(現代短歌社〈第1歌集文庫〉、2013年)

脚注

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