福田恆存との親交
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:44 UTC 版)
朴正煕は日本の英文学者・劇作家で保守思想家としても評価の高い福田恆存と親交を結んだ。福田は1979年10月26日の朴正煕暗殺事件の報せを聞き、追悼文「孤獨の人、朴正煕」を書いている。福田はその中で、朴と昼食を共にした時のことを回想し、以下のように書いている。 故人に對して、そしてまた一國の元首に對して、頗る禮を缺いた話だが、私は敢へて書く、正直、私はその粗食に驚いた、オムレツは中まで硬く、表面がまだらに焦げてゐる。もし日本のホテルだつたら、「これがオムレツか」と私は文句を言つたであらう。が、それを平氣で口にしてゐる青瓦臺の「獨裁者」をまじまじと眺め(後略) — 福田恆存、福田恆存評論集 第10巻
※この「福田恆存との親交」の解説は、「朴正煕」の解説の一部です。
「福田恆存との親交」を含む「朴正煕」の記事については、「朴正煕」の概要を参照ください。
- 福田恆存との親交のページへのリンク