禁煙対応の遅れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 06:25 UTC 版)
「フレッシュネスバーガー」の記事における「禁煙対応の遅れ」の解説
1990年代後半にはスターバックスが上陸し、全店舗で全席禁煙としたことでブランドイメージを高めていた。公共の場での受動喫煙対策から、2000年代には日本の飲食店でも分煙対応が進みつつあり、2010年には全国初の受動喫煙防止条例となる神奈川県受動喫煙防止条例が施行され、県内では飲食店での禁煙または完全分煙が義務付けられた。 しかしフレッシュネスバーガーでは、2010年代に至るまで禁煙席は皆無もしくは極少であり、禁煙化が進む中で「SMOKING OK!」という喫煙を歓迎する趣旨の張り紙を堂々と出していた。 日本マクドナルドは、2014年8月1日をもって国内全店舗での終日全席禁煙化が完了したと発表した。こうした流れの中で、フレッシュネスバーガーでも試行錯誤しながら分煙対策を進めたことで売上が増加したと、2014年7月に報道された。しかしその時点でも全店で禁煙ではなく、立地に応じて完全禁煙とする店舗、喫煙エリアを設けて分煙する店舗があった。 ヘルシー志向を謳いながら禁煙対応が遅れたのはモスバーガーも同様であったが、ハンバーガーチェーンとしては客単価が高いため顧客の年齢層も高かったことと、日本独自のチェーンであったことも一因であった。一方でジャンクフードのイメージが強いマクドナルドの方が、本国アメリカでの強い禁煙志向を受けていち早く店舗での禁煙対応が進むこととなった。 東京都でも受動喫煙防止条例が施行された2021年時点でも、フレッシュネスバーガーでは全店禁煙ではなく、喫煙室(電子タバコ専用含む)を設けて分煙としている店舗が多数ある。
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