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神部孝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 06:34 UTC 版)

神部 孝
人物情報
生誕 (1901-09-04) 1901年9月4日
日本静岡県駿東郡楊原村
死没 (1938-06-15) 1938年6月15日(36歳没)
出身校 早稲田大学
学問
研究分野 フランス文学
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神部 孝(かんべ たかし、1901年9月4日 - 1938年6月15日)は、日本の翻訳家フランス文学者

来歴

1901年9月4日、静岡県駿東郡楊原村(現・沼津市)に生まれる[1]

1925年に早稲田大学フランス(佛蘭西)文学科を卒業後、同学科の教員となった(1925年9月−1938年6月)[2]

1938年6月15日、36才で没しており[1]、後輩である根津憲三は『サランボオ』解説に「この作品の訳者は今から十数年まへの夏、いまだ春秋に富む身を、恵まれた文才を惜しまれながら他界の人となつた」と記している。[3]また、早稲田大学百年史には「神部孝は大正十四年の仏文科卒業生で、昭和三年『文学思想研究』に「メリメ研究」を発表、大学では「テーヌ研究」などの講座を担当、その将来を嘱目された。不幸にして昭和十三年夭折した」と紹介がある[4]

著書

翻訳

雑誌論文・随筆等

  • 神部孝「フランスの立體派及ダーイスト」『読書人』第2巻第6号、第一出版協会、1925年6月、33-35頁。 
  • 神部孝「自己に徹した先生」『創作』第16巻第11号、創作社、1928年12月、145-147頁。 
  • 神部孝「酒」『創作』第17巻第1号、創作社、1929年1月、54-55頁。 
  • 神部孝「腹の底からといふこと」『創作』第17巻第8号、創作社、1929年8月、53-55頁。 
  • 神部孝「木の十字架(ローラン・ドルヂュレス作)」『ふらんす』第6巻第9号、白水社、1930年9月、2-3頁。 
  • 神部孝「着流しの樂天主義」『ぬはり : 野榛』第8巻第2号、ぬはり社、1934年2月、40-42頁。 
  • 神部孝「フロベエルとゾラ」『浪漫古典』第1巻第3号、昭和書房、1934年6月、47-51頁。 
  • 神部孝「若山牧水の基調」『文藝』第4巻第11号、改造社、1936年11月1日、114-120頁。 

脚注

  1. ^ a b 日外アソシエーツ 編『20世紀日本人名事典』日外アソシエーツ、2004年、810頁。ISBN 4816918531 
  2. ^ 『早稲田大学百年史第四巻』早稲田大学、1992年、840頁。 
  3. ^ 神部孝 訳『サランボオ 下』角川文庫、1954年、205頁。ISBN 4042014038 
  4. ^ 『早稲田大学百年史別巻I』早稲田大学、1954年、751頁。 



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