神武天皇即位前紀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 23:59 UTC 版)
「日本の古代東北経営」の記事における「神武天皇即位前紀」の解説
奈良時代に成立した日本の歴史書『日本書紀』に以下の歌が載せられている。 愛瀰詩烏 毗儾利毛々那比苫 比苫破易陪廼毛 多牟伽毗毛勢儒 — 『日本書紀』神武天皇即位前紀戌午年十月条 この歌は神武天皇の即位前に、道臣命が大来目部の軍勢を率いて八十梟帥の残党を破った時の戦勝歌とされている。愛瀰詩とあることからこの歌は蝦夷(えみし)についての最も古い言及とされるが、一方では伝説の域を出ないとする考えもある[要ページ番号]。 国文学の研究によれば、本来は神武天皇との関わりがなく、ヤマト政権の外征軍である大来目部が大王の命を受けて未服属の地域に軍事的遠征をおこなっていた4世紀頃に凱歌として歌われていたものと推察されている。
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