神明駅 (福井県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/31 00:58 UTC 版)
| 神明駅 | |
|---|---|
 駅舎（2013年5月） | |
|
しんめい Shimmei | |
|
◄F7 水落 (1.2 km) (1.2 km) 鳥羽中 F9► | |
| 所在地 | 福井県鯖江市神明町二丁目[1] |
| 駅番号 | ○F8 |
| 所属事業者 | 福井鉄道 |
| 所属路線 | ■福武線 |
| キロ程 | 8.5 km（たけふ新起点） |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 2面3線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
614人/日（降車客含まず） -2019年- |
| 開業年月日 | 1924年（大正13年）2月23日[2][3][4] |
神明駅（しんめいえき）は、福井県鯖江市神明町二丁目にある[1]、福井鉄道福武線の駅である。駅番号はF8。
歴史
戦前は日本陸軍歩兵第36連隊[1]の兵員輸送に使用されていた[5]。当時は現在の駅西側ではなく、東側が駅前であった。
年表
- 1924年（大正13年）2月23日：福武電気鉄道の開通に伴い[4][5]、兵営駅（へいえいえき）として開業[2][3]。当時は終着駅であった。
- 1925年（大正14年）7月26日：福武電気鉄道が福井市駅（現・赤十字前駅）まで延伸され、途中駅となる[5][6]。
- 1939年（昭和14年）4月：中央駅（ちゅうおうえき）に改称[3][7]。
- 1945年（昭和20年）8月1日：福井鉄道の設立に伴い、同社の福武線の駅となる[4][5]。
- 1946年（昭和21年）6月：神明駅に改称[1][3][4]。
- 1958年（昭和33年）4月16日：駅舎を東側から西側に移設[9]。
駅構造
島式ホーム1面2線、単式ホーム1面1線の合計2面3線[10]を持つ地上駅である[2]。利用者数は鯖江市内の福井鉄道のなかで最多である[1][3]。駅舎は木造平屋建て。改札・窓口は駅舎に設置、待合室が併設されている。
早朝・夜間、ならびに昼の一部時間帯を除き駅員が配置されている[11]。
のりば
当駅には3つの乗り場があり、駅舎寄りの島式ホームが使用されている[2]。このほか駅東側（旧駅舎跡）にも乗り場があるが、予備ホームとなっている（両方向進行可能）[2][10]。
| のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 1 | ■福武線 （フェニックス田原町ライン） |
下り | 福井駅・田原町・鷲塚針原方面 |
| 2 | 上り | 西鯖江・たけふ新方面 | |
| 3 | 臨時ホーム | ||
なお、当駅では2006年に路面電車タイプ車両導入に伴うホーム切り下げ工事が実施された[12]。これにより、島部分と駅東側ホームにスロープが設けられるなどバリアフリー面の改善が行われた。なお、ホーム南側にあるかつての高床車両用のホームは使用されていない[10]。
このほか、駅東側の乗り場から南側に延びた部分の線路が留置箇所となっている[10]。
利用状況
「鯖江市統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである[13]。
| 乗車人員推移 | |
|---|---|
| 年度 | 1日平均人数 |
| 2001年 | 596 |
| 2002年 | 563 |
| 2003年 | 548 |
| 2004年 | 540 |
| 2005年 | 523 |
| 2006年 | |
| 2007年 | 530 |
| 2008年 | |
| 2009年 | |
| 2010年 | 550 |
| 2011年 | 542 |
| 2012年 | 570 |
| 2013年 | 619 |
| 2014年 | 635 |
| 2015年 | 667 |
| 2016年 | 658 |
| 2017年 | 597 |
| 2018年 | 606 |
| 2019年 | 614 |
駅周辺
当駅には福井鉄道・コミュニティバス「つつじバス」のバス停が設置されている。
- 公立丹南病院
- 鯖江市多機能型健康福祉施設神明苑（元厚生年金神明苑） - かつてこの施設の入浴券がセットになった一日乗車券が販売されていたが[2]、現在は廃止されている。
- 兜山古墳
- 福井県道186号神明停車場線
- 福井県道229号福井鯖江線（支線）
- つつじ通り
- 国道417号
隣の駅
- 福井鉄道
- ■福武線
脚注
- ^ a b c d e “利用客、鯖江で最多 神明駅（鯖江市神明町2丁目）”. 福井新聞 (2008年7月5日). 2014年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
- ^ a b c d e f 川島 2010, p. 89.
- ^ a b c d e 寺田 2013, p. 248.
- ^ a b c d 清水 2016, p. 18.
- ^ a b c d 朝日 2011, p. 12.
- ^ 寺田 2013, p. 247.
- ^ 清水 2016, p. 28.
- ^ 鉄道省監督局「地方鉄道・軌道異動表」『電気協会雑誌』第229号、日本電気協会、1941年1月、附録3頁。（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ “鯖江市年表 1958年（昭和33年）” (PDF). 鯖江市秘書広聴課. p. 40 (2017年3月24日). 2021年10月24日閲覧。
- ^ a b c d 川島 2010, p. 23.
- ^ 駅のご案内 - 福井鉄道
- ^ 朝日 2011, p. 13.
- ^ 福鉄電車福武線乗降客数 鯖江市統計書 目次3、2021年3月11日閲覧
参考文献
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
- 清水武『RM LIBRARY 206 福井鉄道（上）』ネコ・パブリッシング、2016年10月1日。ISBN 978-4-7770-5400-8。
関連項目
外部リンク
- 電車神明 - 福井鉄道
- 神明駅_(福井県)のページへのリンク
