硝酸ニッケル(II)とは? わかりやすく解説

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硝酸ニッケル(II)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/26 13:01 UTC 版)

硝酸ニッケル(II)

六水和物
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.032.774
EC番号
  • 238-076-4
PubChem CID
UNII
国連/北米番号 2725
CompTox Dashboard (EPA)
特性
化学式 Ni(NO3)2
モル質量 182.703 g/mol (無水物)
290.79 g/mol (六水和物)
外観 エメラルドグリーンの吸湿性固体
匂い 無臭
密度 2.05 g/cm3 (六水和物)
融点

56.7 °C, 330 K, 134 °F (六水和物)

沸点

120-145 °C, 248 K, -109 °F (六水和物、塩基性硝酸ニッケルに分解[2])

への溶解度 243 (六水和物) g/100ml (0 °C)[1]
溶解度 エタノールに溶ける
磁化率 +4300.0·10−6 cm3/mol (+6 H2O)
屈折率 (nD) 1.422 (六水和物)
構造
結晶構造 単斜晶系 (六水和物)
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H272, H302, H315, H317, H318, H332, H334, H341, H350, H360, H372, H410
Pフレーズ P201, P202, P210, P220, P221, P260, P261, P264, P270, P271, P272, P273, P280, P281
NFPA 704
0
2
0
引火点 不燃性
半数致死量 LD50 1620 mg/kg (経口, ラット)
関連する物質
その他の陰イオン 硫酸ニッケル(II)
塩化ニッケル(II)
その他の陽イオン 硝酸パラジウム(II)
関連物質 硝酸コバルト(II)
硝酸銅(II)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

硝酸ニッケル(II)(しょうさんニッケル、nickel nitrateニッケル硝酸塩で、化学式Ni(NO3)2で表される無機化合物。水に易溶で、水溶液は緑色となる。通常、硝酸ニッケルといえば硝酸ニッケル(II)の水和物を指す。硝酸ニッケル(II)の六水和物の化学式の表示にはNi(NO3)2.6H2O と[Ni(H2O)6](NO3)2の二通りあり、後者はニッケル分子が水分子に囲まれアクア錯体を形成し、直接硝酸イオンに結合していないことを示す。他のニッケル(II)誘導体の水配位子交換に有用な前駆物質である。

製法

酸化ニッケル(II)または水酸化ニッケル(II)希硝酸に溶解し、溶液を濃縮すると六水和物が析出する[3]

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