破壊や疲労の性質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 05:26 UTC 版)
「炭素繊維強化プラスチック」の記事における「破壊や疲労の性質」の解説
破壊靭性のモード CFRPの破壊靭性は以下の法則に従う1.炭素繊維とマトリックス樹脂は剥離(debonding)する2.繊維脱落3.炭素繊維とマトリックス樹脂で層間剝離(delamination)する 破壊のモード エポキシ樹脂をマトリックスとしたCFRPはほとんど可塑性はない(破壊までのひずみが0.5%以下)。エポキシ系CFRPは高い強度と弾性率を示すが、破壊が急激に進展するため、破壊の予防診断や欠陥検出は非常に難しい。 疲労 CFRPは明確な疲労限度を予測できない。(鉄やアルミなど一般的な材料に対しては疲労限度が予測可能である)繰り返し応力負荷による破壊については未知の部分が多く、設計者がCFRPを使用する場合は繰り返し荷重のかかる場所に対してはかなり余裕をもった使用期間を設定する必要がある。
※この「破壊や疲労の性質」の解説は、「炭素繊維強化プラスチック」の解説の一部です。
「破壊や疲労の性質」を含む「炭素繊維強化プラスチック」の記事については、「炭素繊維強化プラスチック」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から破壊や疲労の性質を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から破壊や疲労の性質を検索
- 破壊や疲労の性質のページへのリンク