研究開発の経緯とは? わかりやすく解説

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研究開発の経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 09:58 UTC 版)

光触媒」の記事における「研究開発の経緯」の解説

藤嶋昭大学院生の頃、コピー機用の新たな感光材料基礎研究行っていた。硫酸ナトリウム(Na2SO4)水溶液中で酸化亜鉛(ZnO)や硫化カドミウム(CdS)などの酸化物半導体硫化物半導体一方電極とし、もう一方白金電極とした回路作製し、そこに光を当てる電流流れ現象知られていた。この現象酸化亜鉛溶解することで電流流れるのだろうと予測されていた。他の酸化物半導体ではどうだろうかと考えていた時に、偶然入手できた酸化チタン単結晶一方電極とし、もう一方白金としてキセノンランプ光を当てる実験試みた。すると両方電極から泡が生じており、酸化チタンからは酸素が、白金からは水素出ていた。その後数日光を当て続けて酸化チタン一向に溶解していないことが判明し、このときはじめて光によって酸素水素分解出来ていることが判った。 この実験元に1972年昭和47年)、東京大学本多健一藤嶋昭は、酸化チタン用いた水の光分解に関する論文ネイチャー誌に発表した。これは粉末状酸化チタン水中入れ光を当てると、水素酸素分解されそれぞれの気泡発生するというものだった。この現象は、発見者の名前を取って本多-藤嶋効果」と呼ばれる

※この「研究開発の経緯」の解説は、「光触媒」の解説の一部です。
「研究開発の経緯」を含む「光触媒」の記事については、「光触媒」の概要を参照ください。

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