石などの区別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:19 UTC 版)
2人で行うボードゲームの中には、両対局者が異なる色の石や駒を使用し、先手と後手の持つ色が決まっているものも多い。 囲碁では先手が黒石を持ち後手が白石を持つ。 オセロでは、囲碁と同じように先手に黒・後手に白が割り当てられる。ただし、表裏を塗り分けた同種の石を使う。 チェスでは逆に先手が白の駒を持ち後手が黒の駒を持つ。 シャンチーでは先手が赤字で書かれた駒を持ち、後手は黒字(あるいは緑字)で書かれた駒を持つ。 いっぽう、将棋では先後で駒の区別はない。駒の向きでどちらの対局者の駒かは区別はされるが、盤面を見て対局者の先後は判断できない。2枚の玉将(王将)のデザインが異なる(「王将」と「玉将」)ことがあるが、これは先後とは関係ない(ただし、一部の国語辞典などでは、上手/ウワテ以外でも、後手が王将を持つような説明をされているのもある)。 カードゲームではもっぱら、場上でのカードの位置でどちらの対局者のカードかが区別され、先後の区別は付かない。
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