短縮版について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:08 UTC 版)
上記の、東宝から発売された『名作・ソビエト映画』吹替版VHSは、オープニングとエンディングにオリジナル版に存在しないケルヴィンのナレーションが流れ、彼の父親とバートン飛行士、そして有名な首都高速の映像を全てカットした(それでいてオープニングのキャスト紹介の字幕では、彼等二人の配役と役者の名前がちゃんと紹介されている)ヴァージョンである。これは、東京12チャンネルが2時間枠のテレビ放送用に1979年にザックプロモーションに発注して作成したものであり。、このヴァージョンではその他にも、ソラリス・ステーションでケルヴィンとハリーが彼等の家族が映ったホーム・ムービーを観るシーンや、ケルヴィンが夢の中で母親と再会するシーンなど数多くのシーンがカットされていて、165分のオリジナル版が正味約94分になっている(画面サイズはスタンダード)。 地球シーンが無いことなど、実は「映画版」と「小説」が乖離している部分がかなりカットされており、タルコフスキーの世界観を度外視するならば、奇しくもレムによる原作に近い仕上がりになっていると言える。
※この「短縮版について」の解説は、「惑星ソラリス」の解説の一部です。
「短縮版について」を含む「惑星ソラリス」の記事については、「惑星ソラリス」の概要を参照ください。
- 短縮版についてのページへのリンク