矢毒の原料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 22:39 UTC 版)
矢毒の原料は、地域により多種多様である。有毒な植物・動物から抽出したアルカロイドや強心配糖体等が利用されるが、いずれも自然毒であり生薬として抽出されるため、主要毒素の他にも雑多な物質が入り混じったものである。以下に主だった原料を挙げる。括弧内はその動植物の代表的な毒素を指す。 植物毒 トリカブト(アコニチン)、キョウチクトウ(オレアンドリン、ウアバイン)、ツヅラフジ(d-ツボクラリン)、マチン(c-トキシフェリン、ストリキニーネ)、イポー(Antiaris toxicaria)(アンチアリン)、ジギタリス(ジギトキシン)、マメ科植物(フィゾスチグミン)等 動物毒 ヤドクガエル(バトラコトキシン)、ヘビ類(α-ブンガロトキシン等)、フグ類(テトロドトキシン)、サソリ類(セロトニン)、クモ類、エイ類、ムカデ類等
※この「矢毒の原料」の解説は、「毒矢」の解説の一部です。
「矢毒の原料」を含む「毒矢」の記事については、「毒矢」の概要を参照ください。
- 矢毒の原料のページへのリンク