睡眠時無呼吸症候群(SAS)
呼吸障害の一種で、無呼吸状態が睡眠中に繰り返されるため睡眠が浅く、日中に居眠りする傾向が強い。そのため交通事故を招く要因のひとつとなっている。肥満や上あごの小ささなどが原因とされ、国内の潜在患者は推定で約200万人。厚生労働省の研究班が2003年4月にまとめた報告では、SASの重症患者の4人に1人が自動車の居眠り運転による事故を経験していたことが明らかになった。居眠り運転が大事故に結び付くバスやタクシー会社などでは対策に乗り出している。欧米では早くからSAS患者に注目し、1987年、カナダでSAS患者が引き起こす交通事故は、健常人の約2倍以上であり、未治療患者は運転すべきではないと警告した。
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