真空漂流 Marooned Off Vesta
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:10 UTC 版)
「アシモフのミステリ世界」の記事における「真空漂流 Marooned Off Vesta」の解説
※初出『アメージング・ストーリーズ』1939年3月号。アシモフのデビュー作。 宇宙船が隕石に衝突して破壊された。残っているのは、船体のほぼ1割にあたる3部屋と三人の生存者。窓からは数百マイル離れたところに、人間の住んでいる小惑星ヴェスタが見える。船はヴェスタを回る軌道にあるようだが、ロケット装置も無線機もないため、移動することも救助を求めることもできない。彼らが遭難したことは、宇宙船が目的地に予定どおり着かないまではわからない。ヴェスタからだって、小さな船の破片を積極的に探そうとしなければ、見つけることができない。手元にあるのは3日分の酸素、1週間分の食糧、そしてあり余るほどの水。3日以内に何らかの手を打たないと、全員窒息して死んでしまう。いろいろと話し合ううちに、一人の男があるアイデアを思いついた。彼は宇宙服を着ると、熱線銃を持って部屋から出て行った。彼の目的は1年分の水が入ったタンクだった。
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