真空注型法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 07:07 UTC 版)
精密な成型物を求められる場合には、しばしば真空注型法が用いられる。 真空注型法は、鋳型と樹脂を真空槽の中において減圧し、その後大気圧に戻すという方法である。減圧する段階で気泡の原因となる型内の空気が抜け、大気圧に戻す時点で大気圧によって樹脂が押し込まれる。流動性の低い樹脂を使うことができ、型のすみずみまで樹脂が行き渡ることなどもあり、高い精度の成型品を得ることができる反面、真空ポンプや真空槽などの設備が必要になる。 近年では個人、中小企業向けとして、真空ポンプと真空槽を一体とした真空脱泡機が市販されている。
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