相模原面群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 23:15 UTC 版)
相模原市では上段とも呼ばれる。相模野台地の中では最も広い面積を占め、詳細には5段の堆積面に分けられる。相模原市緑区(旧城山町)の川尻八幡宮付近(標高約170m)を最高点に北半部の相模原市内では南東方向に、大和市以南では南方向に徐々に高度を下げ、南西端の寒川町で相模川沿いの沖積面(相模川低地)の下に埋没する。一方、南東側の藤沢市白旗付近では標高約50mで台地末端となり、比高40m程で境川沿いの低地に接する。また、町田市忠生(ただお)地区より下流側では、多摩丘陵に含まれる森野・原町田付近を除いて境川の左岸にも広がりを持つ。 多摩丘陵の谷戸を水源とする境川を除いて、北半部には台地を開析する河川がほとんどなく平坦地が非常に広く分布する。南半部では西から目久尻川、蓼川、引地川、深堀川、目黒川(本来は深堀川の下流部)、和泉川などが相模川および境川に並行して南流するが、開析が進んだ樹枝状の谷戸が分布するのは南端の藤沢市域から横浜市泉区および戸塚区にかけての区域に限られる。
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